Aminosäureがsichになるまでの間に考えたこと

本などをきっかけに考えたこと。

徒然

禁恋セラピー

読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー [セラピーシリーズ] (ムックセレクト)作者: アレン・カー,阪本章子出版社/メーカー: ロングセラーズ発売日: 1996/05/01メディア: 新書購入: 110人 クリック: 1,413回この商品を含むブログ (301件) を見る 禁煙セラピー…

誰かが周りと上手くやっていきにくい性質を持つ場合、どちらがどちらに合わせるべきとされるか

意志によって変えられる可能性がゼロでない場合についてのことである。 笑いながら人をたたく癖とか、怒りんぼう、泣き虫、恥ずかしがり、根気がない、等々度合いは様々であるがよくあることや、メンタルの病に由来することまで。 上手くやっていけない度合…

他者と中の人、脳と観測者

他者に意識があるかどうかは知らないが、皆、自分には意識があると言い、クオリアが出現していると言う。 (そして私の脳も私という観測者の存在を知り得ないが、まるで知っているように考える。) その説明の候補を考えてみる。 ・他者は哲学的ゾンビだけれ…

私はなぜ生じたか

●私なしの世界というものはありえるか 私は私が死んだ後も世界が続くことを想像できる。今現在私がいないこの世界というものも仮想できる。私が生まれなかった世界すら想像することができる。 私の居ない大きな箱庭。だれも見ていない。しかしそれは私が存在…

他者の意識が存在するとしたらそれはどういう意味なのか

この世界のあり方として、それは私から開けた世界なわけですが、それはある一人の人の一人称固定の小説や漫画のようなものではないかと。 他者の意識というものは、その小説なり何なりを別の意識を一人称として書き直すこともできる、そのことを想像すること…

私が存在する不思議の解決としての人間原理になぜ納得できないか

私はなぜ存在するのか、という問いは、私が存在して初めて発することができる。だからその不思議は不思議ではない。 これが私の存在に関する人間原理だったか。記憶が不確かというかおそらくちゃんと理解していないが、上の文に対しての納得できない感をよく…

性的資源と愛の需要と供給からくる卑屈さ

Sと自称する人たちがいる。ここでは男性について。 いかにもいじめっこというかDQN然としていて、普段の会話などにおいても人をいじるのが好きなのだろうなというかんじの人もいる。 普通の性交で攻めるのが好きなだけなのをSだという言い方をする人も…

常識が「ない/とらわれない」

「常識がない(知らない)」と「常識にとらわれない」では全然感じが違うな。 前者は非常識、後者は否常識ってかんじ。 「常識にとらわれない」は、常識から完全に解放されている訳じゃなくて、常識を知っていて、でもあえてそこから外れて行くことも恐れない…

続・のぞき考

その前に書いたやつ→のぞき学原論 - Aminosäureがsichになるまでの間に考えたこと 最近、三浦俊彦さんがとても好きだ。本人と知り合いになれたらどんなに素敵だろうと思うけれど、なれないほうがよいかもしれない。 手の届かない種類の人のままだと、当然だ…

アニメ「響け!ユーフォニアム2」9話を見て思ったこと

親子関係とは扶養と隷属の一対の義務である。それは子供が産まれたときに否応なく生じる。 社会規範の圧力がなければその構図はより顕著に現れるのではないか。親は子供に暴力を振るってもいい。 と、思ったが、社会規範がなければ親が子を扶養する義務はな…

通りすがりのメンヘラビッチが処女のこととか考えた。

下半身の論理学作者: 三浦俊彦出版社/メーカー: 青土社発売日: 2014/10/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る処女厨を巡る議論を分析哲学的に考えてみた、というかんじの本です。 これを読んで思いついたことを書きました。 本と同じく、こ…

音楽を教えるということ

うたごえ喫茶のピアノ伴奏。 休憩中に5、6歳のちびっ子が楽器に興味を示して、適当に音を鳴らして遊んでいた。ちびっ子にピアノを教えてみたいと思った。 と同時にこうも思った。 その子が出している音は、楽譜に書けるようなものじゃないけれど、それは既に…

空気が読める・読めないということ

■私にとっての定義にそった直感的な「空気読めない」と類似概念との違い 空気読めない:言語化されていないことを感じ取ったり行間を読んだりできない。 ↓「空気読めない」と混同されがちであるが、違うもの ・集中力の欠如 ・理解力の欠如(言語化されたこ…

詠まれている事実の共有

私は俳句を含めた詩を書くとき、だいたい自分の体験に基づいて、或いは自分の体験から連想して書く。 それを読む読者は、たいていは作者である私のその個人的体験を知らない。しかし時事に関して作品を作った場合、作者と読者はそれを共有しているだろう。 …

震災俳句について2

震災俳句についてから続いてます。 ≪震災俳句とエジプトからのエール≫ 千羽鶴と、 普通の言葉と行進によるメッセージと、 メッセージである震災俳句。 それらについて考えてみる。 まず千羽鶴。 これはもともと願掛け的なものだよね。 鶴を千羽連ねることが…

震災俳句について

ある種の震災俳句は私にもちょっと気持ち悪く感じられる。 なぜそう感じるのか。 また、どういう種類の震災俳句が気持ち悪く感じられるのか。 震災が起きて、それを受けて作られる俳句の分類。 A)句の外見の形による分類。 1.震災を素材に、それを中心と…

難解俳句

俳句界 2010年 07月号 [雑誌]出版社/メーカー: 文学の森発売日: 2010/06/25メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るかなり今更ながら、「俳句界」2010年7月号を読んだ。 「この俳句さっぱりわからん!?」の特集、面白い企画だ。 わ…

表現などについての、昨日の真夜中の論考

小説とか詩とか映像作品とか漫画とか絵画とか彫刻とか音楽とか踊りとか演劇とか服飾とか書道とか建築とかお笑いとか 広告とか買い物メモとか説明書とか授業のノートとか契約書とか会話とか、そういうのを発すること。作ること。為すこと。 広い意味で「意味…

めもめも(大阪の俳誌)

獅林 脈 六曜 船団 いづみ うぐいす 槐 雲の峰

意味のあること、ないこと

限りある時間の使い方として、意味があると感じることとないと感じること。パズルを解くこと ゲームをすること 本を読むこと 絵を描くこと 楽器の練習をすること 勉強をすること テレビを見ること 仕事をすること 買い物をすることこれらはそれぞれどちらで…

働く

ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。「働きたくない」というあなたへ ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。「働きたくない」というあなたへ2 ほぼ日刊イトイ新聞 - おとなの小論文教室。「働きたくない」というあなたへ3 ほぼ日刊イトイ新聞 …

自由意思の否定の仕方のひとつ

涼宮ハルヒの憂鬱 - Aminosäureがsichになるまでの間に考えたことで、今も以前もこれからも、起きることは決まっているし決まっていたと考えることにしていると書いた。 テッド・チャンの「あなたの人生の物語」の主人公と違って、これから起きることを知ら…

実存主義

これかも。 実存主義 - Wikipedia 己の命を燃やす実存主義的な生き方 - plaisir.genxx.com

私と外の分け方

最近思いつくたびにはてなハイクに書いてたことを、ちょっとまとめ。 関連する話:[続き物]観測者 | 夕暮れ散歩道(私の旧ブログから。「観測者」について) http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/gakuFrame.html(飲茶さんのサイトから。「クオリア」の項) ■…

どういう物語を持って生きるか

やんごとなき読者作者: アランベネット,市川恵里出版社/メーカー: 白水社発売日: 2009/03/11メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 78回この商品を含むブログ (62件) を見る歳いってから読書に夢中になった女王様のお話。 読んでないんだけど、面白そうな内容…

動機仮説

ちょっと考えたことを。元気度と動機と活動(求職活動とか)できるかどうかの関係。 この図でわかるかな。 元気度(´・ω・`)←--------------------------------→(`・ω・´) □□□□□□□□□□□□□□□ ●●●●●●●●● ↑ ↑ ↑ 動けない 負の動機があれば動ける 正の動機があれば動…

それが憂鬱である。

どうして今日という日のこの時間に私という人間がここでこうして里芋の泥を落としているのか。 それが憂鬱である。 どうしてこんなにも不可思議な世界の中で割烹着を着てひとり延々煮立った鍋を眺めているのか。 それが憂鬱である。 もう買い物に行くのはや…

意識的・無意識的

生活が変わると、エネルギーが要る。 それは、物事を意識的にこなす時に必要となるエネルギーだ。 生活していると、その中で意識的にこなしている行動と、無意識にこなしている行動がある。 例えば、毎朝お弁当を作っていて、そこに必ず卵焼きを入れていると…

何がおさめてくれるだろう。 果てしない夜を。

衛星写真

それらは、言いたいことに向かっているのではなくて、表したいことの中を漂っている。 どこかへ向かってなどいない。 只すべての瞬間に、意味を持つのだか持たないのだかわからない何かが現出して、連綿と連なっている。 それはまるで、現実の日々のように。…