Aminosäureがsichになるまでの間に考えたこと

本などをきっかけに考えたこと。

2017-01-01から1年間の記事一覧

禁恋セラピー

読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー [セラピーシリーズ] (ムックセレクト)作者: アレン・カー,阪本章子出版社/メーカー: ロングセラーズ発売日: 1996/05/01メディア: 新書購入: 110人 クリック: 1,413回この商品を含むブログ (301件) を見る 禁煙セラピー…

又吉直樹「火花」

火花 (文春文庫)作者: 又吉直樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/02/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (24件) を見る 主人公が神谷に惚れ込む冒頭の時点では神谷がどういう人なのか具体的にまだほとんどわからないが、描かれるエピソードを通して…

誰かが周りと上手くやっていきにくい性質を持つ場合、どちらがどちらに合わせるべきとされるか

意志によって変えられる可能性がゼロでない場合についてのことである。 笑いながら人をたたく癖とか、怒りんぼう、泣き虫、恥ずかしがり、根気がない、等々度合いは様々であるがよくあることや、メンタルの病に由来することまで。 上手くやっていけない度合…

他者と中の人、脳と観測者

他者に意識があるかどうかは知らないが、皆、自分には意識があると言い、クオリアが出現していると言う。 (そして私の脳も私という観測者の存在を知り得ないが、まるで知っているように考える。) その説明の候補を考えてみる。 ・他者は哲学的ゾンビだけれ…

私はなぜ生じたか

●私なしの世界というものはありえるか 私は私が死んだ後も世界が続くことを想像できる。今現在私がいないこの世界というものも仮想できる。私が生まれなかった世界すら想像することができる。 私の居ない大きな箱庭。だれも見ていない。しかしそれは私が存在…

「多宇宙と輪廻転生」を再読した。

多宇宙と輪廻転生―人間原理のパラドクス 序章でまずちゃんと言ってた。私が人間原理の"私"の話への適用に対して感じていた違和感にもこんなふうに。 私が生まれないことの方が生まれることよりずっと起こりやすいはず。ではなぜ生まれたのかという不思議。私…

他者の意識が存在するとしたらそれはどういう意味なのか

この世界のあり方として、それは私から開けた世界なわけですが、それはある一人の人の一人称固定の小説や漫画のようなものではないかと。 他者の意識というものは、その小説なり何なりを別の意識を一人称として書き直すこともできる、そのことを想像すること…

「ゼロからの論証」三浦俊彦

ゼロからの論証作者: 三浦俊彦出版社/メーカー: 青土社発売日: 2006/07/01メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 86回この商品を含むブログ (17件) を見る ●stage3 メタレベル 3ー3 ファンタジーとしての<私の宇宙>ー虚構の美的選択、自己の観測選択 4 …

私が存在する不思議の解決としての人間原理になぜ納得できないか

私はなぜ存在するのか、という問いは、私が存在して初めて発することができる。だからその不思議は不思議ではない。 これが私の存在に関する人間原理だったか。記憶が不確かというかおそらくちゃんと理解していないが、上の文に対しての納得できない感をよく…

性的資源と愛の需要と供給からくる卑屈さ

Sと自称する人たちがいる。ここでは男性について。 いかにもいじめっこというかDQN然としていて、普段の会話などにおいても人をいじるのが好きなのだろうなというかんじの人もいる。 普通の性交で攻めるのが好きなだけなのをSだという言い方をする人も…

エクリチュール元年

エクリチュール元年作者: 三浦俊彦出版社/メーカー: 青土社発売日: 2007/11/01メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (11件) を見るどんなことがどれくらいありそうか、なさそうか、子供はだんだん知って生きやすくなっていく。それでもまだ生…

[本」三浦俊彦「戦争論理学」

戦争論理学 あの原爆投下を考える62問作者: 三浦俊彦出版社/メーカー: 二見書房発売日: 2008/09/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 34回この商品を含むブログ (23件) を見る問17にて私が理解したところ。 トルーマン: (原爆完成後…

常識が「ない/とらわれない」

「常識がない(知らない)」と「常識にとらわれない」では全然感じが違うな。 前者は非常識、後者は否常識ってかんじ。 「常識にとらわれない」は、常識から完全に解放されている訳じゃなくて、常識を知っていて、でもあえてそこから外れて行くことも恐れない…