Aminosäureがsichになるまでの間に考えたこと

本などをきっかけに考えたこと。

どういう物語を持って生きるか

やんごとなき読者

やんごとなき読者

歳いってから読書に夢中になった女王様のお話。
読んでないんだけど、面白そうな内容。
何かに夢中になることって、幸せ…なのだろうか。
生き甲斐はあるほうがいいか。
でも…


65症例から学ぶ 実用東洋医学-症状別によくわかる 漢方薬・ツボ・食養

65症例から学ぶ 実用東洋医学-症状別によくわかる 漢方薬・ツボ・食養

どうしたら幸せに生きられるか。
できるだけ楽しいことが多く苦しいことが少ないようにできるか。
心身から不快を取り除き快適に過ごす方法論に興味がある。



ニート―フリーターでもなく失業者でもなく

ニート―フリーターでもなく失業者でもなく

だけどそもそも、生きていたいのか。
なんなのか。
柳美里玄田有史の言う"物語"を持っているのか。
(揺ぎ無い)物語を持つことは幸せなのか。


薮の中・将軍 (角川文庫)

薮の中・将軍 (角川文庫)

芥川龍之介の「藪の中」で盗人が言っていることが面白い。
自分は、男を殺してその女を奪うが、他の者たちのしていることも同じだ。
太刀で殺さずとも、金や権力や言葉で女を奪われた男は、生きながらに殺されるのだ。と。
これ、満たされていた物語を奪われるということだと思う。


物語が満たされない場合どうするのか。
物語を捨てないまま死ぬことと、物語を捨てて生きることどちらが幸せなのか。
自尊心を冷たい外気にさらしながら痛みをこらえて前へ進むことが幸せなのか、それを自分の奥深くにしまって傷つかないようにして堕落していくことが幸せなのか。


「やんごとなき読者」の女王様には、物語がある。
きっと本を読んでいる限り、人生の意味を問うたりはしないと思う。
でも、あるいはその物語につまづいたとき、物語が彼女の人生の存続の可能性を奪ってしまうこともあると思う。
物語を重視するとき、死は消失ではなくて、完結なのだ。


ちなみにさらっと言うけど取柄と生き甲斐がないのってかなり辛くない?



■なんか面白いと思った言葉
法的フィクション


■タイトルが素敵!と思った本(それだけ。。)
空手仙人岸信行 枕にキノコが生えるまで泣け!!―不敗の人生術 (BUDO‐RA BOOKS)
枕にキノコが生えるまで泣け!
泣きながらでも生きていってやるぜ!という気持ちになりますネ(´ω`)