Aminosäureがsichになるまでの間に考えたこと

本などをきっかけに考えたこと。

国境の南、太陽の西

有紀子と子どもたち。「たぶん」の曖昧なことたち。健康的なのに完全な理想ではない、一般的、世俗的幸せ。それらの、国境の南。
島本さん。存在するかしないかの排中立。完全で超越的な理想。それらの、太陽の西。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」や「ノルウェイの森」とかにも似た構造が見られる。
でもいつも、前者が選ばれる。
選択による喪失と疲労感の中に希望をのぞかせて。