Aminosäureがsichになるまでの間に考えたこと

本などをきっかけに考えたこと。

cocoon

COCOON

COCOON

自分にも降り掛かりえたかもしれない恐ろしい状況。
ほかのたくさんの起こりえる恐ろしい状況と同じ線上の違う場所にある。
周りの人や、環境や、自分の感情と同じようにどうにもならないものとして、それが現れているところをまず想像する。
それを怖いとか悲しいとか感じる。
それが戦争状態というものについて考える原点かも。
そこから派生するさまざまなことは、その次。
それが起こらないようにするにはどうすればよいのかとかは。

私が確認できることはまだ、その原点だけだ。
それ以上のことを何も言っていない、原点に尽きていると感じた。
今日マチ子さんの戦争まんが。
言いたかったことだけを言ってくれてると思った。

私が見たいと思うのは、いつか存在した、またはいま存在する、その感情。
それ以上でも以下でもないもの。

なんでこの作品を良いと思ったかはきっと、単純に言えば、共感できたからだ。
学校の戦争教育も「はだしのゲン」もトラウマになっただけだった。
ディエンビエンフー (100%コミックス)は好きだけど、自分と同じ世界のものってかんじじゃなかった。


かつて自分に似ただれかの中にサンみたいな感情が流れたし、祖母や、好きな作家さんの記憶を作っているものとして、戦争はあるんだ。


戦争が廊下の奥に立つてゐた   渡辺白泉