Aminosäureがsichになるまでの間に考えたこと

本などをきっかけに考えたこと。

現代の俳人101

現代の俳人101

現代の俳人101

前から好きだった人も含めて、気になった人を気まぐれに拾ってみる。さらに気まぐれに一句選びつつ。


魚くさい路地の日だまり母縮む   坪内 稔典
さびしさに蛇や蜻蛉を生んでみる  鳴戸奈菜
麺麭屋まで二百歩 銀河へは七歩  折笠美秋
今死ぬと口にあふれる飯止まる   島津亮
精神はぽつぺんは言うぞぽつぺん  阿部完市
朝はじまる海へ突込む鴎の死    金子兜太
入れものが無い両手で受ける  尾崎放哉
水枕ガバリと寒い海がある  西東三鬼
天の川わたるお多福豆一列  加藤楸邨
苺ジャム男子はこれを食ふ可らず  竹下しづの女