Aminosäureがsichになるまでの間に考えたこと

本などをきっかけに考えたこと。

空気人形

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突っ込みどころはたくさんあるんだけど、光るものを持ってると思います。
ストーリーより雰囲気で進めていく。
というより、「雰囲気で進めてるな」と思ってしまう。
雰囲気重視なのは好きよ。センスもあると思う。
只いちいち主人公のモノローグが入るのはせっかくの雰囲気が陳腐になると思うんだけどなぁ。
言葉で言わせないとわからないことは、わざわざ映画で伝える必要ないんじゃないか。
あと、笑わせようとしてるシーンもあったんだけど、笑わせようとしてるのかまじめにやっててはずしてるのかわからないシーンもあった。
でもなぜかラストがすごくよかった。ぴったりはまってた。
ラストで、こういう思いでこの映画を作ったのか、とわかった気がした。圧倒された。
序盤中盤の惜しいもどかしさからラストでいきなり良作に跳ね上がるのでびっくりする。


業田良家さんの原作ゴーダ哲学堂 (竹書房文庫 GY 8)もおすすめ。