舟を編む
- 作者: 三浦しをん
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2011/09/17
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 1,184回
- この商品を含むブログ (452件) を見る
あの時は必死だったと遠くから見れるようになりつつも、その時々の自分にしか出来ないこととか。
信じられないけれど知らないうちに年をとるのが、不思議で感慨深くて。
15年後なんて想像も出来ないけれど、そのときにはそのときの現実が作られている。
時間を飛ばすことですごく深みが出てるな。
あと「仕事」がこんなに感動的になりえるなんてね。
現実にもそういうふうに働いている人も居るのだろう。
言葉の、記号や意味や使うことやそれが指し示す現実。
言葉と世界がしっかり結びついているように見えるときもあり、只の或る意味を持つ記号ばかりが虚しく散らばっているように見えるときもあり、でもやっぱり、言葉でしか示せないことがある。
言葉があってよかった。