Aminosäureがsichになるまでの間に考えたこと

本などをきっかけに考えたこと。

ネムルバカ

ネムルバカ (リュウコミックス)

ネムルバカ (リュウコミックス)

第5話「チテイジン」の4人が海で話してるシーンの会話が重要よ。


この4人は以下のように分けられる。
・すごい夢を夢中で追いかけてる人=ルカ
・流行を追いかけたりしてフツーの人生を送る人=入巣、田口、もう一人の子
・フツーの人生すら送れない人=ここでは該当者なし


やりたいことがあるなしで分けた場合
・やりたいことがある人
・何かしたいけど何ができるかわからない人
・やりたいことがない人


人生において何かするっていうのは、一番下のレベルで言うと、ある日やったことの続きを翌日にやるという状態が続いていくということだよね。
そういう何かが一切なくなるというのは恐ろしいことなのかも。
昨日と今日と明日を貫く何かがあるというのは大切なことなのかもしれない。
たとえば柔軟体操をしている人がいるとする。
その人は毎日柔軟をする。昨日90度開いた足が今日の柔軟体操によって91度開くようになり、明日は92度開くようになる。
昨日を負った今日であるからそれが積み重なってゆく。
そうじゃなかったらいつまでも足は90度しか開かないままだ。
そして人生においてやっていく何かに、情熱を傾ければ傾けるほど、その人は時間的空間的広がりにおいて確固たるそのひとになるのかもしれない。
昨日と今日が繋がっていないと、人の輪郭はあやふやになってしまうのかもしれない。


あと何もできなくてもいいけど、それとは別にどうやって食っていくかという問題があるでしょ。
生きたかったら生活しなくちゃいけない=最低限の衣食住を確保しなければならない=金が要る
と思ってたんだけど、必ずしもそうじゃないかも。
金を介さなくても衣食住を手にいれる方法はあるわけで、まぁ人によっては代償として自尊心とか自由とか安定とかが失われるかもしれないというのはあるけども。